“健康経営エキスパートアドバイザー”が、みゆきの里に誕生!
産業保健師の宮崎幸太郎さんが、このたび“健康経営エキスパートアドバイザー”資格を取得されました(R6,10月)。今回の資格取得を契機に、あらためて健康経営アドバイザーの役割、制度の背景などを振り返っておこうと思います。
宮崎さんの今後の活躍が、みゆきの里とパートナーの会員企業様の健康経営の一助となりますように!
<健康経営アドバイザーとは>
そもそも健康経営アドバイザーとは、「健康経営の必要性を伝え、自社内の取組に必要な情報を提供し、健康経営の実践へのきっかけを作る普及・推進者です(2年更新制)。東京商工会議所では、経済産業省の委託を受け、2016年から育成・認定のための研修プログラムを開催し、…これまでに延べ5万人以上が受講しています。」(HPより抜粋)。現在、みゆきの里には、理事長、宮崎氏を含め6名がその資格を取得しています。 |
<健康経営がなぜ推奨されているのか>
健康経営アドバイザーが普及・推進する健康経営とは、「従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。」経済産業省は2013年より「健康経営」を推奨し、2016年度より係る各種顕彰制度として「健康経営優良法人認証制度」を創設しました。健康経営は、社員の健康増進、福利厚生、満足度向上等 により職場の定着率・採用力向上、生産性向上、健康寿命の延伸というメリットがあり、優良な健康経営に取り組む法人を「見える化」することで、企業は従業員や求職者、関係企業や金融機関などから社会的な信用と評価を受けます。 2024年度に認証されたのは2988法人で、みゆきの里もその一つです。 |
<健康経営がめざす健康寿命の延伸の意義>
経済産業省が主導する健康経営は、日本再興戦略、未来投資戦略に位置づけられた「国民の健康寿命の延伸」に関する取り組みの一つですが、一方でその“健康寿命の延伸”は、2004年公布の健康増進法(健康維持は国民の義務とする)に基づき、厚生労働省が「全ての国⺠が健やかで⼼豊かに⽣活できる持続可能な社会の実現」にむけた施策「健康日本21」の柱であり(スマートライフプロジェクト)、少子高齢化が進行する日本の医療・介護を持続可能とするカギ、わが国の社会保障制度のゆくえを左右するものです。特に今年度からむこう10年間の健康日本21(第三次)計画では、新たな視点として「⾏政だけでなく、多様な主体(企業などをさす)を巻き込んだ健康づくりの取組をさらに進める必要」が加えられており、パートナーの会の活動もこの視点にかかわる実践の一つといえましょう。 |
<健康経営エキスパートアドバイザーという資格>
宮崎氏がこのたび取得されたエキスパートアドバイザーとは、健康経営の「実践支援者」・「専門家」として、中小企業が健康経営に取り組む上での課題を抽出・整理し、改善提案・計画策定等の実践的な取り組み支援を担う専門家です。 東京商工会議所は、これを育成する研修(e-learning)を実施しています。研修は「知識確認テスト」と「ワークショップ」からなり、両方の合格者を認定します(2年更新)。これまで約5000人が研修を受けているそうです。 宮崎氏は、熊本で6番目に情報公開するエキスパートアドバイザーとなります。 |
<みゆきの里の健康経営の特徴>
「みゆきの里は、地域社会の人々、ご利用者とご家族の幸せを願い、予防・医療・ 介護・ 福祉 の総合力を発揮して健康生活を支援しています。」(HPより抜粋)。身体だけでなく全人的健康観をもとに、職員一人一人がセルフケアについて自分で考え実践し、それを言葉にできる!をめざしています。 |
<みゆきの里における健康経営エキスパートアドバイザーとして>
エキスパートアドバイザーとして、みゆきの里の「健康経営推進パートナーの会」の会員企業さまの健康経営優良法人認証のお手伝いができればと考えております。(宮崎) |
*みゆきの里が健康経営にお手伝いできることはありませんか
担当者:宮崎産業保健師 電話090-9302-4759
オフィスアワー:第3木曜日 14:00~15:00
(文責 永田)