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資産形成のもうひとつの選択肢(変額保険)

投稿者:株式会社サンエス

皆さん、「新型NISA」始めましたか?長期的な資産形成には先ず一番に考えたい選択肢です。私も何件かご相談を頂いて、手数料の割安なネット証券での開設のアドバイスなどをさせていただきました。ご相談頂いた皆さんからは「手続きが面倒」「どこの何がいいのか分からない」といった感想が寄せられました。

そこで今回はNISA同様に長期的な分散投資が可能な「変額保険」をご紹介します。

 

<変額保険の仕組み>

■変額保険は、お客さまから払い込まれた保険料から、諸費用を差し引いた金額を保険会社が株式、債券、投資信託などで資産運用し、その運用実績に応じて、死亡保険金や解約返戻金、満期保険金が変動します。

■運用先は保険会社が用意するメニューの中から選択、途中での変更(スイッチング)なども可能です。

 

<変額保険のメリット>

■変額保険は資産形成と、もしものときの備え(死亡保障)が同時にでき、「長期投資」「資産分散」「時間分散」が可能となります。

 

<変額保険のデメリット>

■株価の下落や為替の変動などによる投資リスクはお客さま(契約者)が負います。

■運用関係の費用(NISAと同様)以外に保険関係の諸費用(保険金を最低保証するための費用や保険契約の締結・維持に必要な費用)がかかります。

■早期解約の場合は割増の諸費用がかかる場合があります。

 

<こんな方にお勧め>

■「補償と資産形成を同時に実現したい」という方には最適です。

■(契約例)30歳男性、2歳のお子様が大学卒業するまで(20年後)死亡保障を確保しながら、資産形成をしたい。

・「SOMPOひまわり生命」の変額保険(保険料免除特約付)の場合

・保険料:月19,090円(払込総額19,090円✕20年=4,581,600円)

・死亡保障:500万(50歳まで500万を最低保証、50歳を超えると運用実績による増減あり)

・返戻金例(運用実績3%の場合):51歳518万(113%)、65歳773万(169%)

・がん(上皮内がん含む)、心疾患、脳血管疾患で所定の事由に該当した場合、以後の保険料を免除

 

<まとめ>

補償と資産形成を両立できて、手続きも簡単(専用の口座開設などの必要なし)。しかも三大疾病などに備えて保険料免除の機能もある。選択肢の一つに加えてもいいかと思います。

一方でNISA同様に、運用リスクは自身で負う必要があり、諸費用も保険会社の商品によってバラつきがあるなど、慎重な見極めが必要な商品でもあります。身近な専門家にまず相談してからの検討、契約をお勧めします。

株式会社サンエス
代表取締役社長 田中浩幸
ファイナンシャルプランナー、公的保険アドバイザー